-カーゴインタビュー-
2011/4/19
前回からの続き
お！今回も結構メール来たな！
『そういえば、前回の血壁に関するメールも来てたよ』
そうだ！
血壁って何かわからなかったんだ！
『コルジャの二つ名。プレイヤさんより知らないなんて、カーゴ、勉強不足なんじゃない？インタビュはカー子にお願いしようかなー』
ちょ、おま！カー子の名前出すな！
―コルジャの血壁ですが、FMの特設ページより抜粋
―黄金七天使と言った場合は６人に加え、戦龍ラッズィ、血壁のコルジャ、生命の奏者ラファの誰か一人を加えて数えることが多い。
ふむふむ
『ということです』
皆、細かいところまで読んでるな
『すごいよね』
よし、前回の謎も解決したところで早速質問しに行ってくるぞ！
『今回からは第２部のキャラクタに質問しにいくんだよね？』
おう！
第１部しかプレイしてない人は回れ右！プレイした後に読んでくれよな！
『じゃあ、第１部の数年後へ、いってらっしゃい』
てげてげてげてげ
えーと、ラファとファニナはたしか医務室に良くいるんだったな
ラファは以前一度見たことあるから、大丈夫だ。見ればわかるな
あの時はラファって誰だって感じだったけど
それにしても第１部と第２部って城の中の様子は全然変わってないな
自分がどの時間にいるのか忘れそうだ
えーと、医務室、医務室
？？？「あら、医務室に行かれるのですか？」
おう！・・・ってラファ！
前あった時より、若っ
ラファ「どこか怪我を・・・まぁ、なんという顔色の悪さ。真っ青ですよ」
元からこういう顔だから！
・・・って前もこんな展開だったような
ラファ「あまりのきつさに自分がゴブリンであることも忘れて天使の城に医務室を探しにくるなんて。わかりました、すぐに医務室に連れていきます」
・・・ちょ、何するんだ！持ち上げるな！
ラファ「その様子では歩くのも辛いでしょう？大丈夫、あなた見た目よりずっと軽いから」
離せー！暑い！自分で歩く！
ラファ「暑い・・・熱もあるのかしら。安心してください。すぐに良くなります」
ガチャ
ラファ「あ、ファニナ、いたのね。ちょうど良かった、冷たい水を汲んでくれるかしら」
ファニナ「おかえりない。はい、わかりました」
おお！ファニナもいたのか！
これで二人に質問できる！一石二鳥！
さっそく質問するから離せ！
ラファ「あまり大きな声を出さない。体が疲れるわ。このベッドで横になって。毛布は２枚で足りるかしら」
オレ元気なんだって！
看病必要ねえ！
ラファ「起き上がらないで、寝ていてください」
いや、ほんとに、大丈夫
それより質問したいんだ！
ラファ「しょうがない子ね。じっとしていられないのですね。わかりました」
ちょ、何するんだ！
ラファ「お話するのはいいですが、冷えてしまってはいけません。毛布で暖かくして、私が抱えておきます」
ちょ！暑い！
抱えられるだけでも暑いのに毛布って拷問だぞ！
ラファ「横になるか、このまま暖かくしているか、どっちかにしてください」
・・・質問しに来て寝るわけには・・・
寝たらこのコーナーつぶれる
じゃあ、このままでいいから質問に答えてくれ！
ラファ「はい。そのかわり気がすんだらちゃんと横になるんですよ」
おう！
・・・って待て！もう一つ気になることが
ラファ「なんでしょう？」
オレ、前向きに抱えられてて、ファニナの視線が合ってるんだけど
ファニナ「あ、ごめんなさい。そ、その、珍しい顔立ちだなと思って・・・」
いや、ファニナに見られてるのは別にいいんだけど、オレ、まずラファに質問したいんだ
ラファ「はい」
・・・声が真上から聞こえてきて顔見えないんだけど！
ラファ「ふふふ、そうですね」
おかしいだろ！なんでファニナの顔見ながらラファに質問しないといけないんだ！
ラファ「では、横になります？」
いや、それはまずい、コーナー的に
仕方ない、このまま行くか
―階級を教えてください
ラファ「中級のＡクラスです」
お前、作中ではずっと中級らしいな！
ラファ「作中？」
あ、えーと、中級の期間、長いのか？
ラファ「そうですね。ずっとＣクラスだったので」
なんでお前、なかなか上がらないんだよ
回復系の天使ではすごいんだろ？
ラファ「何か技能を持っていればクラスが上がる、という単純なものではないんですよ」
そうなのか
ラファ「もしかして上級天使は皆、何か一つは優れた技能を持っていると思われてます？」
けど、上級天使は皆強いんだろ
ラファ「技能や力や知識を持ってる人と、人の上に立てる器を持っている人はイコールではないんですよ」
よくわからん
―ラファさんはどのくらいの怪我までなら治せるんですか？
ラファ「これは私に限らず言えることなんだけど、回復系の魔法というのはその人が本来持っている治癒能力を引き出すだけの役割だから、自然に治る程度の怪我しか治せません」
自然に治る程度の怪我しか治せないのか！？
ラファ「そう。大きな傷は魔法で治癒したとしても傷跡は残るし、
例えば戦いで体の一部を失ってしまったら、それはどんなに優れた魔法の使い手でも回復は不可能」
回復魔法って便利なものだと思ってたけど、そうでもないんだな
ラファ「回復系の魔法を勉強し始める前の人達の一部にはそういう認識の人達もいるけれど、あくまでも「人が持つ治癒能力を引き出す」というだけの魔法なの」
結局放っておけば治る傷しか癒せないってことだな！
ラファ「放っておけば、というのは少し違うかしら。難しいわね。例えば早く傷を癒すことで出血の量は少なくできるし、血液を作り出す部位を刺激すれば体内の血液の量もコントロールできます」
・・・話が難しくなってきた！
ラファ「回復系魔法は体の治癒能力を引き出すもの。その魔法をどの部位にどうやって使うか、というのが私達、回復系魔法の使い手に求められること、ということかしら」
―ラファさん素敵!!お母さんになってください!!
ラファ「まぁ、ありがとう。けれど、まだあなたくらいの子供を持つ年齢ではないんですよ」
お前、年齢不詳だよな
何歳なんだ？
ラファ「何歳なんでしょうね」
じゃあ、10代(人間換算カーゴ)か20代(人間換算カーゴ)か30代(人間換算カーゴ)かだけ教えてくれ
ラファ「ふぅ。・・・20代です」
ファニナ「カーゴさん、人の社会では、女性に年齢を聞くのは良くないことなんですよ」
あ、そうか、すまん！
―ここは医務室なのですから、身体測定をしてファニナさんのスリーサイズを………
ラファ「女性のスリーサイズに限らず、身体に関する情報は誰に教えられません」
なんでだよ！
ラファ「身体の数値はとてもプライベートなことでしょう。本来、数値にするのさえ、おかしなこと。いろんなところで必要だから計測はしますが、それを他人に教えることは絶対にしません」
―ラファさんの神獣の名前を教えてください!
ラファ「あら、良く知ってますね」
ん？普通は知らないのか？
神獣を使えるのを隠してるのか？
ラファ「いえ、隠しているわけではないんですが、人前で使用したことはほとんどないので」
けど、使えるんだよな
お前、すごいな！えっと、使えるのはゼノンとヨーイフとお前だけなんだろ？
ラファ「ええ、まぁ。けれど使えたからと言って、何かの役に立つわけではないんですが」
そうなのか？
気力が完全回復したり、攻撃力や防御力が上がったりするんだろ
ラファ「気力が完全回復？」
あ、いや、それはネットバトルの話だけど、けど、実際でも大技が出せたりするんじゃないか？
ラファ「神獣は魔法や技の威力を上げる効果しかないと思います。神獣を使っている状態でしか使えない大技、みたいなのは考えづらいですよ」
神獣を使ったら技名が変わるのって、あれはゲーム的な演出なのか？
実際に技が変化してるんだと思ってたぞ
ラファ「といっても神獣という戦闘術が確立されてから、あまり時間も経っていませんし、もしかするとさらに神獣を生かした戦闘術もあるのかもしれませんね」
だな
・・・って待て！何終わりそうになってるんだ
質問！神獣の名前はなんだ！？
ラファ「 耐臨命涼です」
たいりん・・・なんだって？
ラファ「耐臨命涼―タイリンメイリョウ―、です」
・・・なんでそんな難しい名前つけるんだ
ラファ「なんででしょうね」
まあいいや。よし
ラファの質問はここまでだな！
次はファニナに質問だ
ファニナ「へ？」
続く
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